連載 『これまでの「お悩み相談室」』
70歳目前の両親の話で恐縮なのですが、父にどうやら他の女性の影が!母も同窓会に行って以来、かつて憧れていた少年との再会を経て頻繁にラインをするようになり…。もう70近いし、それぞれが生きる張り合いを見いだせて良かった良かった♪と思う反面、やっぱり親のそういうのっていくつになっても気持ちワリ〜んだなと感じています。別に両親は不仲というわけではないです。今後、私はどのような姿勢で二人を見守っていけばよいのでしょうか?
(30代女性 ポイズン明美)
こんにちは!ポイズン明美さん。今日は(も)わりと、きつめに書いていきます。そのほうが、あなたの目がハッキリと覚めるからだと思うからです。「ふだもと先生は辛口です」のコメントを読んで応募されたはずですので、どうぞご了承くださいね。
まずはご相談内容から振り返ってみましょう。
「父にどうやら他の女性の影が!」とありますが、具体的に何があるのかは書いてありませんね。普通の相談なら、「なぜなら、こういうことがあって証拠があるんです。どうしたらよいですか?」と深刻になるのですよ。
さらに明美さんは続けて「母親が……頻繁にラインをするようになり…」と、今度はサラッとお母さまをディスってます。これ、必要でしょうか?
もしこれが百歩譲って「ラインで頻繁にやりとりしてて、ホテルにも行ってるみたいで…」なら悩むのもわかります。が、ラインしてるだけなんですよね?
もう一度聞きますが、ラインしてるだけなんですよね?
……しても、よくね?(;^ω^)
明美さん、落ち着いて想像してみてください。これが友達の家庭の話だとして。
客観的に見た時に「ふーん。それが別に浮気してるとか、そんな証拠にならないよね」と思いませんか?
で、私と同じように「ラインくらいしてもいいんじゃない?」って言いませんか?
じゃあなぜ、明美さんが今回、この相談に応募されたのか、という点が重要です。
あなたにとって、この相談は『相談』ではなく、ご両親のことを誰かに『裁いて』ほしかったからではないですか?
なぜなら、あなた自身がご両親(特にお母さま)から、ジャッジされて育ってこられたのではないでしょうか。
あれダメ、これダメ、世間体が悪いとか、抑圧されたり…。
もし、そうであれば、あなたが今していることは、それに対する仕返しでしかありません。
それって、すごく無意味で、むなしいことです。
明美さんがいまできることは、
明美さんが中心となった人生を精一杯生きることです。
そのためには、明美さんの中にいる「小さな女の子」(いわゆるインナーチャイルド)を、しっかり抱きしめてあげてください。
傷ついたまま、なかったことにされている小さな明美さんが、今でもあなたの中にいるような気がしてなりません。
いくら両親の話とはいえ、あなたはもう中年期にさしかかった大人です。
両親の感情に寄り添って想像する能力は備えておく必要があります。
明美さんの合理的な考えはとても素晴らしい才能なのですが、人をジャッジする傾向があるのではないですか?(そのあたりは、お母さまにも似ているのかもしれません)
人は、公平さよりも、あなたの内側にある優しさに触れて心が動くものです。
ちょっとだけ、考えてみてくださいね。
この2年が頑張りどころです!応援しています。
- ふだもと先生のプロフィール:
「心理×ホロスコープカウンセラー」ふだもとみほ
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