特集 非公開: 鹿児島で働くということ
屋久島でのライフラインを守りながら、プライベートもストレスなく過ごしています
屋久島電工株式会社
生産管理部 設備課
本田 聖さん
[熊本→鹿児島]
熊本県の大学に在学中、教授から紹介されたのがきっかけで同社に入社。現在の設備課に配属されて1年、設備の修理対応や応急処置の経験を積んでいる。休日にはネットゲームで全国のユーザーとつながっているので、不思議とストレスなく過ごしているのだとか。今後は世界自然遺産の島で釣りを楽しみたいとのこと。
1日の流れ
7:00〜 起床
8:00〜 出社・ラジオ体操・部署ミーティング
8:15〜 メール確認
8:30〜 朝礼
8:40〜 工事で更新する盤の図面確認
10:00〜 結線表整理
12:00〜 昼休憩・昼食
13:00〜 結線表整理
15:00〜 現場確認
17:30〜 帰宅
20:00〜 ゲーム(e-sports)
1:00〜 就寝
Q.現在の仕事内容
屋久島の水資源を利用した発電事業と日本で唯一炭化ケイ素製造を行っている屋久島電工で働いています。入社当時は電力部で主に水力発電所での勤務でしたが、現在は設備課に移動し、屋久島町の宮之浦地区にある事務所に勤務しています。設備課では主に電気関係を担当。設備等の故障が発生した際、電気関係の原因の診断や応急処置を行ったり、設備を更新する必要があるときには電気関係の図面や仕様をまとめたりしています。
Q.なぜ鹿児島へ?
大学院を卒業して新卒で入社し屋久島へ来ました。プラズマやレーザーなどに興味があり就職先は半導体に関わりのある業界を中心に探しました。そのなかでも大学で学んだ電気関係の業種に絞り就活をしていたところ、大学の先生から「こんな会社があるよ」と勧められたのが屋久島電工を知ったきっかけです。当時総務にいらした方が大学まで来てくださり、炭化ケイ素を見せてくださったんですが、それが凄くきれいで、これを作っているって凄いなと感動したのを覚えています。自分としては勤務地よりも業種を重要視していたので、鹿児島の離島で働くということに特に抵抗はなかったです。
Q.仕事のやりがいは?
設備課に移動して現在1年目でようやく電気関係の実務を始めたばかりで、修理対応や応急処置は少しずつ経験を積んでいるところなのですが、そんななかでも自分の担当している工事が無事に終わり、設備が問題なく稼働したときはいちばん感動します。また、屋久島は雷が多いので停電が起こることも少なくないのですが、発電所勤務時代に配電盤を担当していたときには、停電からいかに素早く復旧させるかが腕の見せどころっていうのを感じたりしていました。
Q.県外から来て気付いた鹿児島(屋久島)の魅力は?
やはり観光地になるだけあって自然が豊か。特に発電所へ向かう道中の登山道からの眺めが好きです。一般の人は立ち入らないような険しい場所にも仕事柄行かなければならない時があるんですが、崖の上から川などを一望できるところがあって、そこの景色かいいちばん気持ちいいですね。気候の面で言うと、屋久島は夏は雨が多いですが空気はカラッとしているし、冬は底冷えするような寒さがないので過ごしやすいです。
Q.休日の過ごし方は?
休みの日はもっぱら本を読んだりゲームをしたりして過ごしています。e-sportsが趣味で、他にも多人数同時参加型のゲーム(MMORPG)もよくやっています。ネット環境さえあれば、住んでいる場所に関係なくいろんな人と楽しめるので、その点でも勤務地にこだわる理由はありませんでした。せっかく自然豊かな屋久島に来たので今後は釣りなどもやれたらいいかなと思っています。
Q.これからやりたいことは?
今現在は資格取得が目標です。今後実務をしていく上では資格があったほうがいいと思うので。電気設備の保安のために必要な知識と技能を学ぶ、第2種電気工事士の資格取得に向けてがんばっています。
Q.UIJターンを希望している人へメッセージを
もともと勤務地にこだわりがなかったので、移住に対して特にどうしたらいいといったアドバイスをするのは難しいのですが、自分自身は大学で学んだことに関わりのある仕事ができ、プライベートではネット環境が整っていて趣味のe-sportも楽しめているので、これまでと暮らす場所が違っていてもストレスなく過ごせています。
- 店名:屋久島電工 株式会社
- 住所:熊毛郡屋久島町屋久島町宮之浦939
DATA
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