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社会医療法人 天陽会 中央病院・中央クリニック

【ドクターインタビュー Q&A】
総胆管結石症について

社会医療法人 天陽会 中央病院・中央クリニック 

診療科目/ 循環器内科、心臓血管外科、消化器内科、外科、肛門外科、呼吸器内科、放射線科、麻酔科、眼科、整形外科、リハビリテーション科、救急科

 

成人の10人に1人が胆石を持つといわれ、誰でもかかる可能性がある総胆管結石症。その診断と治療方法、自覚症状がなくても治療が必要になる理由について中央病院の消化器内科の先生方にお聞きしました。

 

Q.総胆管結石症とはどんな病気ですか?

A.胆石には①胆のう結石②総胆管結石③肝内結石があります。その中で総胆管結石症とは、胆管内で形成された原発結石と胆のう内で形成された結石が排石され、総胆管内で存在する結石(落下結石)が原因で腹痛や発熱、黄疸などの症状が出る病気です。胆汁の流れが悪くなると尿の色が濃くなることもあります。胆のうは肝臓の下にある臓器で、食べ物の消化吸収を助ける消化液・胆汁を貯蔵しています。この胆汁を十二指腸に運ぶ管が総胆管です。
結石が胆のうの中にあり症状がなければ治療の必要はありません。しかし、結石が総胆管にあれば症状がなくても治療対象となります。

 

 

Q.総胆管結石症の診断方法は?

A.総胆管結石症が疑われる場合、診断は血液検査とエコー(腹部超音波)検査で行いますが、エコーだけでは結石が確認できないこともあるため、当院では胆管の位置の確認も含め、CTを標準的に実施し、必要に応じてMRI検査を行っています。
患者さんの中には、別の病気でCT検査を受けた際に偶然総胆管内の結石が見つかることもあります。また、検診で肝臓の数値が悪く、二次検査を受けたことによって分かることもあります。自覚症状がなくても、胆管に結石があればいつか詰まる可能性があり、その結果感染が起こってしまうと、場合によっては命にかかわります。そのため、結石が見つかった時点で早めの治療が推奨されます。
症状があれば早めに受診し、検査を受けることができますが、症状だけでは判断が難しいケースや無症状のケースがあるため、的確な診断のためにも定期的な検査が大切です。

 

Q.治療方法を教えてください

A.胆石自体は成人の10人に1人は持っているといわれており、特にFemale(女性)、Fatty(肥満)、Forty(40代)、Fertile(経産婦)の方に多い傾向にあります。当院でも胆石関連の疾患は多い月は10件ほど治療を行っています。
治療は、基本的には結石を取り除く内視鏡手術が主流です。内視鏡は口か ら挿入し、十二指腸の乳頭開口部分まで進めて処置をします。結石が大きい場合は開口部を拡げる必要があり、胆管近くにある膵臓への影響に注意が必要です。長時間の内視鏡処置が困難な場合は、胆汁の流れを良くするためにステント(流れを良くする管)を留置します。
 結石を取り除く治療の際の入院期間は数日ほどですが、胆管炎や膵炎など合併症があれば2週間かかることもあります。高度な 技術を要する治療ですが、当院では複数の医師がチームを組んで治療にあたり、安全性と確実性を高めています。

 

 

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<診療時間・休診日>

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    DATA

  • 店名社会医療法人 天陽会 中央病院・中央クリニック
  • 電話番号099-226-8181
  • 住所鹿児島市泉町6-7
  • 営業時間記事内診療時間参照
  • 定休日記事内診療時間参照
  • 駐車場120台
  • アクセス

    鹿児島中央駅から車で11分、金生町(バス停)から徒歩3分、朝日通電停から徒歩2分

2024年1月、現在の情報です。
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