姶良市脇元にある「白金酒造」の焼酎蔵は、明治2年に建てられた歴史ある石蔵。
2017年10月に製造工程の見学や、芋焼酎の歴史を学ぶことができるミュージアムとして生まれかわったこの場所、実は西郷さんと深い関わりがあるって知ってました？

白金酒造の前身・川田醸造店として営業していた明治10年(1877)。西南戦争が勃発し、鹿児島から出立する直前の西郷さんが1泊を過ごし、蔵にあった焼酎を全て買い占めていったと伝えられているそう。

下戸だと言われている西郷さんがなぜ焼酎を？と不思議に思いますが、どうやら戦場での刀傷の消毒のためだったのでは…とのこと。なんにせよ、蔵にあった焼酎全部！とは、西郷さんらしい豪快さですね。

そんな蔵と西郷さんとの関わりのほか、焼酎についての知識を学べるのが石蔵2階のミュージアムスペース。パネル展示のほか、シアターでのVTR放映もあるので、ゆっくり滞在してみてください。
2階の体験コーナーでは、焼酎の蒸溜体験や焼酎瓶を使ったステンドグラス体験も。これは焼酎デビュー前のキッズたちも楽しめそうです！

焼酎について知識を深めたら、1階の仕込み場＆ショップ・ギャラリーへ。生芋が収穫できる9〜12月は、職人たちによる仕込みの様子を間近でみることができますよ。

ショップには白金酒造の焼酎やグッズがズラリ。ここでしか購入できない限定焼酎もあります。

薩摩の偉人が描かれたキュートなスタックボトル(各540円)はおみやげにピッタリ。

さらにさらに、焼酎好きさんにはたまらない試飲コーナーも。※もちろん車の運転がある人はガマン！

西郷さんと同じ下戸な人には、焼酎ミルクソフトをどうぞ。※冬季は販売休止中！暖かくなったら販売再開するそうなのでしばしお待ちを！

焼酎の香りがミルクと相性◎です。西郷さんもこれならいくらでも食べたかもしれません。

学んで、体験して、見て、飲んで、食べて…と、とにかく内容盛りだくさんの石蔵ミュージアム！

西郷さんも訪れた歴史ある蔵で、鹿児島の魂・芋焼酎について改めて学んでみましょう。