【SHOCK EYE】湘南乃風・SHOCK EYEが鹿児島へ!TJカゴシマ本誌に入り切らなかった部分を含めた特別版インタビューを公開
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2020年3月9日
2月19日発売のTJカゴシマ3月号P107にて掲載している湘南乃風・SGOCK EYEのインタビュー。湘南乃風×中田ヤスタカ初タッグで話題を呼んでいる新曲『一番歌』についてや、「歩くパワースポット」と呼ばれていることについてなど、誌面では入り切らなかった部分を加えたWeb限定版を公開!湘南乃風ファンはもちろん、「龍が如く」シリーズファンも必見の話が盛りだくさんです。
新曲『一番歌』は、大人気ゲーム「龍が如く」シリーズ最新作の主題歌でもあるんですよね。中田ヤスタカさんとの初タッグでも話題ですが、きっかけは?
「「龍が如く」シリーズに湘南乃風が関わらせていただくのは今回で3作目なんですが、そのなかで「龍が如く」の総合監督である名越さんから、いままでと趣の違う湘南乃風が見たいと言われたんです。「龍が如く」は、今回の7から主人公が春日一番という男に変わっているんですよね。彼はどちらかというと人間くさくて、ストーリーもどん底から這い上がってくるような内容で。それと、ゲームの中で「ドラクエ」がキーワードになっているんですが、当時のファミコン世代としては音楽にも電子音を取り入れたいという話になって。そのなかで出て来たのが、日本のエレクトロシーンの第一人者である中田ヤスタカ君でした」
中田ヤスタカさんとの初タッグはいかがでしたか?
「プライベートでは何度もお酒を飲んでたんですけど、まさか一緒に仕事をすることになるとは思わなかったです(笑)。最初は大丈夫かな…とも思ったんですが、実際やってみたらすごく楽しく、新鮮な気持ちで制作させていただきました」
完成した曲は湘南乃風らしい曲でもあり、中田さんらしい曲でもありましたね。
「今回は出来上がったメロディーに僕らが歌詞をあてていく形で作っていったんですが、そのやり方は初めての体験でした。中田君が作った曲の質感を壊さずに、湘南乃風らしいひっかかりのある言葉を入れて…って、結構試行錯誤しましたね」
今までプライベートでのお付き合いがあったにも関わらず、中田さんとはお仕事の話にならなかったんですか?
「全然なりませんでした(笑)。正直、中田君と僕らではジャンルも環境も違うじゃないですか。でもこうやって一緒に曲を作ることができたのも「龍が如く」という作品あってこそですね。ちなみに、中田君はゲームの大ファンだそうです」
歌詞はやはり「龍が如く」の世界観を意識されたんですか?
「そうですね。物語の主人公・春日一番という男は、どんな逆境でも乗り越えていけるような自己肯定感のある男だなって思ったんです。やってやるぜ!っていう雰囲気というか。あと“一番”という言葉が印象的でしたね。昔は一番を目指してがむしゃらに突っ走ってましたけど、なんかこの年齢・キャリアになってもう一度“一番”って言葉を意識する事が大事かなって。そういう思いを皆で話し合ったからこそ、できた歌詞だと思います」
歌詞はメンバーで話し合いながら書いていくんですか?
「今回の作品に関しては、自分のパートは自分で作って、4人で歌うところは皆で作りました。あとは皆で集まったときに、誰かのパートのこの部分をもっとこうした方がいいんじゃないかとか意見を出し合ったり。2019年は個々の活動に集中していたこともあって湘南乃風としての活動はしていなかったので、久し振りに楽曲を制作するにあたって、個々の活動中に感じた事とかいろいろ話をしましたね」
今後、中田さんと再びタッグを組む事も…?
「全然ありですよ!中田くんが懲りてなかったら(笑)」
MV(ミュージックビデオ)が公開されていますが、とんでもないものが仕上がりましたね…!?
「全編フルCGのMV。あれはすごいですよね。「龍が如く」のチームが、MVのためだけに作ったものなんです。すごいクオリティーですよね!本編に入れてもいいと思うんだけどな(笑)。やっぱり「龍が如く」の世界観って憧れがあったので、今回こういうものを作ってもらえて本当に嬉しいです。僕なんか、MVのなかで火吹いてましたからね(笑)。あと、僕ら「龍が如く」の世界でライブもしていますから、ぜひ見てみてください」
MVのなかでは「龍が如く」の主人公・春日一番とも共演していましたね!
「そうなんですよ。春日一番カッコイイですよね!僕らと並んで立っているのがすごく不思議な感じでしたけど。最初見た時は衝撃でした(笑)」
今回のMV、「龍が如く」シリーズの大ファンである中田さんは、特に喜んでいらっしゃったのでは?
「彼は普段、表立って動くタイプじゃないですからね。今回のMVも中田君なしの4人で…って話だったんですが、彼に声をかけたら「絶対行く!」って言ってました(笑)」
話は変わりますが、最近SHOCK EYEさんの画像を待ち受けにするといいことがあるとの噂がありますが…。
「そうなんですよ。ありがたいことにそんな話をしていただいていまして。2001年にゲッターズ飯田さんに占ってもらう機会があったんですけど、その時に数万人に1人いるかいないかぐらいの幸運の持ち主だって言われて。元々そんなに占いとか興味なかったし、運がいいとかも意識したことがなかったんですけど、それを聞いたときは嬉しかったです。で、その日の夜に食事の約束をしていた俳優の友達にその話をしたら、僕の写真を待ち受けにしてくれたんですよね。そしたらその2日後「CMが決まりました!」って連絡がきたんです。そこからじわじわと広がって、2008年に行列のできる法律相談所に呼んでいただいたのをきっかけに、今のような状態に至るっていう感じです。「歩くパワースポット」って言われているおかげで、僕自身の意識も変わりました。少しでも誰かの背中を押せていたら嬉しいです」
直接お礼を言われることもあるんじゃないですか?
「めちゃくちゃありますよ。もう毎日のように。何か言葉をくださいとか、声をかけてくださいとか。すごく長文でメッセージを書いてくれたりとかもありますね」
SHOCK EYEさんの言葉で誰かの気持ちが動かされるって、改めてすごいことをされてるなと思います。
「いやいや。でもまあ、湘南乃風をやっている理由もそこなので。4人それぞれ一番大切にしていることや音楽を続けている理由があるとは思うけど、僕は音楽で誰かの背中を推せればいいなと思っていますから。かつて自分たちが大人から承認されなかったっていう経験を経て、今同じような立場にいる若者の味方になってあげたいし、背中を押してあげたい。もちろん子育て中の人や悩みを抱えている人達のことも。ずっとそんな音楽をやってきたから、それが言葉になっただけというか、待ち受けっていう存在になっただけというか。でも「歩くパワースポット」なんていうありがたいものをいただいたので、この活動はずっと続けていきたいなと思っています。湘南乃風には湘南乃風にしてできないことがあると思いますしね」
湘南乃風としての作品リリースは1年7ヵ月ぶりとなるわけですが、この約1年半はどのような期間でしたか?
「メンバーそれぞれソロ活動や新しいことに挑戦したり、自分たちを見つめ直すいいきっかけになったと思います。その中で曲をリリースするタイミングをいただけてありがたいです」
個々の活動を経て、改めて湘南乃風として活動することで何か変化がありましたか?
「やっぱり「一番歌」という曲を通して、改めて“一番”について考え直したことは大きかったような気がします。配信で1位を穫れたっていうのは久し振りにテンションが上がりました。あるところから順位とか気にしなくなってた自分たちがいたんですよね。それって本当はよくなくて。昔は順位が発表されるのはいつなのかとか、速報は何位だとか、最終的には何位なのかとかいうのに一喜一憂してたんですよ。でも、順位とかよりもこうあるべきだろっていう会話も増えてきちゃってたんです。みんなが目標1つ掲げて、そこに向かってやっていくことで団結力や力が生まれてくるっていうのを今回思い出させてもらったし、2020年はまた違った新しい湘南乃風に進めたらいいなって思ってます」
最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします!
「長いこと音楽活動させてもらっているなかで、人生もそうですけど、良い時と悪いときとあって。いろんなシーンがあると思うんですが、どれもこれも人生には大切なことだと思うんですよね。その助走があればあるほど高く飛べるんじゃないかと。僕らも1年7ヵ月の助走を経て飛んでみて、こうやっていい作品になって、結果が出て。お世話になったたくさんの人の力や僕らを信じてくれたスタッフのおかげです。新たに走り出した湘南乃風とまた一緒に、ここから走り出してくれたら嬉しいです。6月からは全国ツアーも決まりました!九州は福岡と宮崎でライブを行うので、ぜひ遊びにきてください」
「一番歌」
配信限定 4曲セット¥611(税込)
<text/JIN SHOCK EYEさんはとても気さくで素敵な方!!>
- 住所:鹿児島市
DATA
最新の情報はご確認の上お出かけください。