【田中ギター工房/木の工房】初夏の美山。とある工房で出会ったギター職人の生き方に、憧憬の念を抱いた話。
- モノ
2020年8月27日
TJカゴシマ9月号「雑貨店のススメ」特集で紹介している『田中ギター工房/木の工房』さん。
店主の田中さんは、40年ほど前に美山に移住しギター工房を開きました。
1点モノのギターを制作する傍ら、身近にある木材を活かしたい、と木工作品制作をスタート。
木材そのものが持つ自然の形状や色合いを活かしたユニークなスプーンやマグ、とにかく手馴染みのいいカトラリーなど、職人技が光るアイテムの数々が話題となり「木の工房」としても知られるようになりました。
緑に囲まれた工房の中には、木工作品はもちろん、ギターもたくさん!
右側のギターはなんと1970年製。今も元気に音を奏でる1本で、取材時には田中さんが実際に演奏を披露してくれました。
暑い暑い初夏の日に、窓や戸を開け放した工房で聴くギター。贅沢すぎませんか。
そして一頻りお話を終えて、そろそろお暇しようとした時に、田中さんから「次まで時間あるの?」と尋ねられました。次の取材まで2時間ほど空きがある旨伝えると、「じゃあツリーハウスでお茶でもしましょう」と。
つ、ツリーハウス!?
工房に入る時には気づかなかったのですが、敷地内には田中さんお手製の「ツリーハウス」があるのです。
それがこちら。
すごいでしょ!!??
庭のネムノキを支柱にした高さ8mのツリーハウス。滑車を使い、かごで食べ物などを上にあげることができるそうで、ハウスにたどり着くと待っていたのはこちらも田中さんお手製のジンジャーシロップドリンク。乾いた喉に甘いショウガがじんわり沁みわたります。
吹き抜ける風がとにかく気持ちよく、木の葉が擦れる音や鳥のさえずりを全身で感じながら、それはそれは贅沢な時間を過ごさせてもらいました。
寛ぎすぎて、田中さんと会話もあまりしてなかった気がします(笑)
「こんな暮らしがしたい」が、ここにありました。
心をちょっと休めに行くのに最適です。オススメ。
田中さんの作品はどれも見れば見るほど愛着がわいてくるので、1つ1つ手にとってお気に入りを見つけてくださいね。
私もまた、近々遊びに行きたいと思います。
[text=あんこ36 それはもうジ○リやん!と何度心の中で叫んだことか]
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- 電話番号:090-6634-5354
- 住所:日置市東市来町美山1538-2
- 営業時間:
10:00〜17:00
- 休み:
不定
DATA
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